システム開発の発注前に社長が把握しておくべき3つのコスト1
あなたはウェブのシステム開発の発注をしたことはあるでしょうか?
発注の際、複数の会社に合見積を取るなどして
十分に費用を抑えたつもりでも、
あとからコストがかさむなどの経験がある方も多いと思います。
そこで今回は、
システムの発注担当者があとでこんなつもりじゃ無かったのに!
とならないために
「システム開発の発注前に社長が把握しておくべき3つのコスト」
についてお話しします。
3つのコスト
システム開発におけるコストとは、次の3つがあります。
※ウェブシステム開発の例です
- ○初期コスト
- ○運用コスト
- ○保守コスト
初期コスト
初期コストとは、
「システムを設計し、制作(製造)し、動作を開始させる」
ために必要なコストの事で、
イニシャルコストや初期費用などとも呼ばれます。
システムは、建築と同じでいきなり作り始めることができません。
必ず次の3ステップを踏む必要があります。
- どのようなシステムを作るか「設計」書を作り
- 設計書通りに「製作(製造)」を行い
- 製造したシステムを動かすための環境を整える
※サーバーなどの機器やネットワークの契約などの作業
要はシステムとして使い始めるまでに必要なコストのことです。
いちばん金額が大きい部分です。
保守コスト
「保守」とは、作ったシステムを「改善・変更」することです。
「保守コスト」とは、保守作業にかかるコストのことです。
では改善・変更が必要な理由は何か。
それは、技術の変化によって
発生するセキュリティリスクも変わるため、
システムにも改善が必要となるからです。
例えば Windows や Mac などの OS も、
アップデートしなければウイルスなどに侵されてしまうという
お話はご存じだと思います。
システムも同じで、
アップデートしなければならない状況というのは多々あるのです。
配布数が多いソフト・システムであれば
無償でアップデートが可能なものもありますが、
1点もののシステムの場合、保守コストは
制作を依頼した会社が負担することになります。
運用コスト
「運用」とは、システムを日々「働かせる」ことです。
システムを働かせるのに必要なコストを「運用コスト」と呼びます。
例えばホームページを1つ持つだけでも、
ウェブサーバーやネットワークが
止まっていないかの監視を行わなければなりませんし、
レンタルサーバーやドメインの契約を更新しますね。
何か問題が発生したら、
元の状態に戻して外部から見えるように直す必要があります。
日々のコンテンツの追加や編集の作業もありますね。
このような作業を行って、
システムを働かせつづけることを運用と呼ぶのです。
運用コストと保守コストを合わせて
「ランニングコスト」とまとめる場合もあります。
まとめ
3つのコストについて、いかがでしたでしょうか?
開発・運用・保守の業務は関係性が強く、
基本的に両業務は同じ会社で対応するのがベターです。
では、発注するときに気を付けるべきポイントは何か。
次回お話しします。
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