なぜ、Googleに上位表示されてもYahoo!に現れないのか?
クライアントの社長:
「この前うちの会社、SEO 対策したんだよな?
Google では1位なんだけど、Yahoo! にはちっとも出てこないぞ?」
クライアント:
「あれ?自分の環境では3位だ・・なんで」
クライアントの社長:
「調べといてね」
(スタスタスタ:社長の去る音)
・・・
最近は SEO の押し売り的な業者の電話量が減ってきた気がします。
普段からお伝えしているとおり、
悪質な SEO 対策というのは、検索エンジンへの騙しです。
良質なコンテンツを提供していれば、
検索エンジンのアルゴリズムが変わっても
順位が落ちることはまずありません。
※そのためにインバウンド マーケティングを推奨しています
さて、Google ばかりに目を向けていると、
今回の社長の話の様に Yahoo! の順位が
まったくの圏外になってしまうことがあります。
これはなぜでしょうか?
本日はその点について簡単にまとめてみました。
検索エンジンは共通のはず・・
2010 年、Yahoo! は Google の検索結果を利用する様になりました。
そのため、広告などを除けば
検索結果が Yahoo! と Google で変わるのはおかしいように感じます。
また、上記の例のように
検索したユーザーが変わることで検索結果が変わるというのも
検索エンジンに共通のものを利用していることを考えると
不思議ではないでしょうか。
でも、ユーザーによって検索結果が変わる
結論から言えば、このような現象が発生する理由は、
Google が提供しているパーソナライズ検索の機能が関係しています。
実は、Google のアカウントでログインした状態でブラウザ操作を行うと
入力する情報のすべてが Google に送信されます。
つまり、あなたが普段どのようなキーワードを
使ってコンピュータを使っているのかが
すべて Google に伝わっているというわけですね。
ここで蓄積された情報を元に、パーソナライズ検索、つまり、
個々人の興味のある(と思われる)コンテンツが
優先的に検索結果に反映されるのです。
これが理由で、人によって検索結果(の順位など)が違う
という現象が起こるのです。
まとめ
クライアント:
「・・・と言うような理由でした」
クライアントの社長:
「じゃぁどうやって普通の
検索結果を調べれば良いのか調べておいて」
クライアント:
「はい(´д`)」
(スタスタスタ:社長の去る音)
・・・
最後の社長への回答は
「Google のサービスからログアウトしてから検索を行えば良い」
と言うことですね。
パーソナライズされていない状況での検索ならば、
検索結果に影響はありません。
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